希望館で働く人々

この社会にもっと
児童養護の意義をひろめたい
2019年入職
笠原 衣織
大橋/保母
Episode 1
毎日の頑張りが、小さな喜びを積み上げる
就職にあたって、児童養護施設の職員の方から仕事の様子をお聞きする機会があり、そのまっすぐな思いで子どもたちを守る姿に「かっこいい」と思ったことがこの道を志したきっかけです。
児童養護施設での1日は、子どもたちを起こすことから始まり、朝食作り、子どもと一緒に朝食、歯磨き、登校や登園の見送りなど、賑やかにスタートします。(笑
子どもたちが帰ってきてからは、おやつの準備、宿題の見守り、お風呂、夕食作り、歯磨き、寝かしつけなどをして子どもたちと関わります。子どもたちがいない日中は、会議や研修、食材や日用品の買い出し、ユニット内の掃除や洗濯など、忙しい毎日です。その慌ただしくも賑やかで楽しい日々の中であっても、子どもたちが成長した姿を見ると「毎日頑張ってよかった。また頑張ろう」という気持ちになれるんです。入職してすぐは、子どもの突発的な言動に戸惑うこともあるかもしれません。でも、研修や先輩職員のアドバイスを通して、「希望館の子育て」をじっくり学ぶことができるので、これから入職する方も安心して働けると思います。


Episode 2
子どもの心の裏にある
本当の気持ちを受け止める
子どもたちは新しい職員に対して、わざと嫌がったり愚図ったりする“試し行動”と呼ばれる言動をとることがあります。私も同じで、子どもたちの予想外の言動に当初は苦労しました。その経験を経ていっそう実感していることは、つねに子どもたちの目線に立つ大切さです。子ども一人ひとりとじっくり向き合って、どんな支援が必要なのかを考えています。ふだん素直になれない子どもから「お誕生日おめでとう。良い一年にしてね。大好きだよ。」を書いたメッセージカードもらったときはとても感動しました。
社会にはまだ児童養護施設のことを知らない人もたくさんいると思います。これからは、もっとその役割や意義を多くの人に知ってほしいです。今後は児童養護施設をもっと知ってもらうための情報発信にも力を入れていきたいと思っています。

OTHERS
就職活動中の皆さまへ
私たちは、子どもたちから学んだことを現場で活かしています。子どもたちから学ぶってどういうことだろうと思ったそこのあなた!ぜひ、希望館に来てその答えを一緒に探しませんか?
いつでもお待ちしています。
私のプライベート
買い物が好きです。買う・買わないは置いておいて、好きなブランドなどを見ているだけでも楽しいです。
また、出勤前に同期とカフェで話をして盛り上がる時間が一番楽しく、ストレス発散にもなります。