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最新情報(2015年1月)

年始のご挨拶

 明けましておめでとうございます。旧年中はひとかたならぬご支援を賜りまして、誠にありがとうございました。本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
 さて皆さんにとって2014年はどんな年だったでしょうか?毎年のことながら、明るいニュースも辛いニュースもたくさんありました。ソチオリンピックでの羽生選手の金メダル、全米オープンでの錦織選手の準優勝、LEDの研究が世界に認められ日本の3人の科学者がノーベル物理学賞を受賞したり、群馬県では富岡製糸場および周辺の絹遺産群がユネスコの世界遺産に登録され「ぐんまちゃん」がゆるキャラグランプリを獲得しました。一方で、広島市の洪水や御嶽山の水蒸気爆発によって多くの尊い命が失われもしました。自然災害といえば2月の大雪では都市機能のもろさが露呈し、生活必需物資の輸送網がこんなにも雪に弱いことの証明にもなりましたが、高速のサービスエリアでトラック運転手の機転で配られた積み荷のパンが、身動きのとれなかった人たちを勇気づけたり、図らずも町内総出の共同作業になった雪かきのおかげで、地域の絆が一段階強化されたりもしました。私自身は、二度目の大雪の翌日、八幡の家の中学生・高校生たちが、率先して表の通りまで雪かきをして、八幡で生活を始めてから多分初めて、地域の方々から感謝されたことが、昨年1年で1番嬉しかったです。「弱音を吐かず黙々と」というよりは、むしろ楽しそうに作業を続け、ご近所の方から差し出されたジュースを照れくさそうに飲んでいる彼らを見ながら、頼もしさを実感することができ、改めて感謝の気持ちでいっぱいです。
 2015年は、我々の業界にとっては厳しい年になりそうです。デフレ脱却の決め手として年末に決定された「消費税の18ヶ月引き上げ凍結」は、消費増税を前提に検討されていた様々な福祉施策も白紙に戻してしまおうとしています。児童養護施設の職員定数の見直しは検討中断を余儀なくされ、地方交付税の拡充が行われなくなるということは、養護老人ホームの措置控え解消もあまり期待できないということです。社会福祉法人に対する風当たりの強さは温存され、4月の介護報酬改定では、過去最大級の減額改定が予想されています。
 しかし、こんな厳しい時代だからこそ基本理念・社是・八つの誓いを合い言葉に、希望館は職員一丸となって希望館の子育て・希望館の介護・希望館の福祉に邁進して参ります。
「社会福祉法人に社会貢献が義務づけられる」そんな法律ができる前から、社会貢献のために存在していたのが社会福祉法人であることを、実践と発信を繰り返しながら証明する1年にしたいと思います。ご利用者・ご家族の皆様、地域の皆様方には、温かく見守っていただければ幸いです。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

社会福祉法人希望館 理事長 松沢 斉

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